[幸せの記憶・5]
「俺、兵士になろうと思うんだ」
ある日、ぽつりと語られた、グレンの決意。
税取りのおじさんが話してくれた、勇敢な兵士のような人物に、あのグレンが、なるんだ。
「おとぎ話になるくらい有名になってさ、そんで、いつか王様になるんだ!」
夢のような、その言葉を、心の中で、繰り返して…。
大人たちは笑うけれど、僕たちは信じた。
「なれるよ、グレンなら、きっと!」
けれど、応援する気持ちと一緒に、僕たちの心には、寂しさもあった。
兵士になると言うことは…グレンはお城へ行ってしまう。
四人の繋がりの終わりは、早ければ、あと数年…。
その日から、夜が短くなった…気がした。
ある日、ぽつりと語られた、グレンの決意。
税取りのおじさんが話してくれた、勇敢な兵士のような人物に、あのグレンが、なるんだ。
「おとぎ話になるくらい有名になってさ、そんで、いつか王様になるんだ!」
夢のような、その言葉を、心の中で、繰り返して…。
大人たちは笑うけれど、僕たちは信じた。
「なれるよ、グレンなら、きっと!」
けれど、応援する気持ちと一緒に、僕たちの心には、寂しさもあった。
兵士になると言うことは…グレンはお城へ行ってしまう。
四人の繋がりの終わりは、早ければ、あと数年…。
その日から、夜が短くなった…気がした。
スポンサーサイト